診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:00~12:30 | ○ | ○ | ○ | ─ | ○ | ○ | ─ |
14:00~18:00 | ○ | ○ | ○ | ─ | ○ | ○ | ─ |
休診日:木曜・日曜・祝日・第2土曜の午後
「口を開けたときに音がする」「あごが痛い」「口が開かない」こうした症状がある場合は、顎関節症(がくかんせつしょう)の疑いがあります。
顎関節症は、噛み合わせの状態を含め、歯ぎしりをする・頬杖をつく・片側ばかりで物を噛むといった癖など、さまざまな要素が複雑に絡み合って起こる病気です。「顎関節(あごの関節)周りの筋肉の不調和からくる病気」と言われています。
そのため、歯並びや噛み合わせに問題がない方でも、生活習慣次第で顎関節症になってしまうケースがあります。
生活習慣から発生する顎関節症の原因は、大きく分けて以下の3つです。
【1】は偏食と、【2】は生活習慣から起こる姿勢と、それぞれ大きな関係があります。言い換えれば、食生活や普段の姿勢、噛み癖などの生活習慣を見直せば、顎関節症の症状を軽くできるということです。
当院では、【3】にあるような虫歯・歯周病の治療はもちろん、複数のアプローチによって顎関節症の治療を行っています。
その他、下記のメニューをご用意し、診断結果に応じて必要な治療をご提供いたします。
顎関節症の原因の一つは、歯ぎしりです。
日常的に歯ぎしりをしている方には、睡眠時に「スプリント」というマウスピースのようなものを装着いただきます。これによって、無意識に行ってしまう歯ぎしりによる歯やあごの負担を軽減します。
初めのうちは1~2週間に1回を目安に通院いただき、あごの関節の状態をチェック。そのときに、スプリントの調整も行います。
何回か調整を行った後は、状態により1~3か月程度の間隔を設けつつ、経過観察とスプリントの調整を継続します。
あごの痛みが強い方は、各種治療を受けるのが困難なケースがあります。そうした場合、内服薬を処方いたします。
まずは、飲み薬によって痛みを緩和。痛みをきちんと和らげて、顎関節症を改善する治療を並行して行います。
人は本来、お食事以外の時間はお口の周りの筋肉がリラックスしているものです。また、お口の中で上の歯と下の歯が触れ合わない状態を保っているのが通常の状態です。
このときにできる、上の歯と下の歯の間の3~4mmほどの隙間を、「安静空隙(あんせいくうげき)」と呼びます。この隙間は、歯に不要な力をかけない役割を担っています。噛みしめる力は体重に比例していると言われていて、この力が常にかかっていると歯の負担になり、お口の中のトラブルを引き起こすのです。
ところが最近では、この安静空隙が保てない「TCH(Tooth Contacting Habit/歯列接触癖)」を持つ方が増えてきています。TCHは、無意識のうちに上下の歯を接触させてしまう癖のことです。TCHを持つ方の多くは、お口の周りの筋肉を強く収縮させる「噛みしめ」も行ってしまっています。
TCHや噛みしめによって、不要かつ過剰な力が歯にかかると、あごの関節に負担がかかります。その結果、顎関節症(がくかんせつしょう)が引き起こされたり、歯周病が悪化したりするのです。安静空隙を保つことは、お口のトラブルを未然に防ぐ上で、とても重要だと言えます。
私どもは、TCHの治療に取り組み、安静空隙を保つべく注力しています。正しい位置に舌を置くためのトレーニングはその一例です。舌が正しい位置にあれば、安静空隙が保たれ、上下の歯は接触しなくなります。
舌のトレーニングは、以下の流れで行います。
【1】舌の先で、前歯の後ろにある「切歯乳頭」というふくらみを探す
【2】ふくらみの後ろに、舌の先を軽く押しつける
【3】唇を閉じる
【4】上下の歯を接触させず、安静空隙を保つ
【5】鼻呼吸をする
あごの関節に不要な力を加えずに済めば、顎関節症の症状の改善が期待できるように。また、歯を支える組織の血流がスムーズになり、お口の健康の改善にもつながります。さらに、お口周りの筋肉などがリラックスした状態になるため、肩凝りや緊張性頭痛の軽減も期待できます。
どんなに意識していても、眠っている間は任意の位置に舌を置けません。そこで当院では、就寝時に装着する「ナイトガード」というマウスピースをお作りしています。このマウスピースをつけると、ギュッと強く噛みしめても力が分散され、歯へのダメージを防げます。
マウスピースは通常、歯科技工所に依頼し、歯科技工士が作製するものです。しかし私どもの歯科医院には、歯科技工士が在籍しており、院内でマウスピースをお作りしています。
マウスピースの作製者が、実際に患者さまのお口の状態を拝見したり、生活習慣を伺ってその情報をマウスピースに反映させたりといったことが可能です。患者さまのお口に合ったマウスピースを作製し、TCHの治療に役立てています。
上下の歯を接触させてしまう癖や噛みしめを改善すれば、顎関節症の改善に多くのメリットが得られる可能性があります。顎の痛み・頬のだるさにお悩みの方は、是非一度、当院にご相談ください。
お口を大きく開けた際にあごが外れ、お口を閉じられなくなる場合があります。この状態は「顎関節脱臼(がくかんせつだっきゅう)」と呼ばれています。
もしご自身で元に戻せたとしても、その後の経過には注意が必要です。ちょっとしたことであごが外れるなど、習慣的になってしまい、手術を含めた治療をしなければいけなくなる可能性があります。
顎関節脱臼を起こしてしまった場合は、ぜひ当院にご相談ください。あごを元に戻し、お口を閉じられるよう治療します。お口の専門家である歯科医師が治療しますから、その後の経過に関してもご安心いただけるのではないでしょうか。
あごが外れて元に戻らずお困りの際には、早めに私どもにご連絡ください。
器具やレントゲンで、あごの関節の状態や噛み合わせを検査します。
検査結果をご説明し、治療計画をご案内します。
治療計画にご納得いただけましたら、治療を開始します。
治療の効果が出ているかを評価します。必要に応じて治療計画を変更します。
STEP3~4を繰り返し、症状が改善したら終了です。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | ─ | ○ | ○ | ─ |
午後 | ○ | ○ | ○ | ─ | ○ | ○ | ─ |
午前:9:00~12:30
午後:14:00~18:00
休診日:木曜・日曜・祝日
第2土曜の午後