こんにちは！今日は、歯科医が恐れるお口のクセについてお話しします。歯を失う主な原因はむし歯、歯周病ですが、その原因を助長させるものがあります。それは、歯ぎしりです。歯ぎしりにはグラインディング・クレンチング・タッピングと3つのパターンがあります。これらが起こることで、歯の表面に細かいヒビが入ってそこから虫歯になったり、場合によっては歯の根っこまで折れたりします。通常のお口の状態は上下の歯が接している時間は1日に20分程度です。それ以外の時間はお口は閉じていても、歯と歯の間には1mmくらいの隙間があるのです。つまり、リラックスしていたり、食事をしていないときは上下の歯はぶつかっていないのです。しかし、歯ぎしりを日常的にする方は平均的に1～2時間ぐらい咬んでいるのです。しかも咬む力も体重以上の力がかかるので、それが毎日続けばいつかトラブルが起きてしまいます。そのため、歯を守るためにはむし歯、歯周病対策だけでなく歯ぎしりの対策をすることも非常に重要です。歯ぎしりをしている自覚がある、もしくは歯科医院で歯ぎしりを指摘された方は歯を守るためにマウスピースなどの治療を受けることをオススメします。